今回のカバー画像は店員オーバーのリキシャから外を見る白人なんですけど割と気に入っていますという自画自賛だけしてつづけていきましょう。

デリーの空港は首都なだけあってすごい感じなんだろうと思ってたけど、ぜんぜん大したことなかった。
国内線だからだと思う。
インターナショナルな方に行けば割と快適なんだろうと。

shit

Diwaliというお祭りのシーズンなので、何かオブジェがあった。スーパードライホールを彷彿とさせる形である。

何はともあれ、機内モードを解除!

つながらない。ナンヤネン・コレ(1823~1867)

SIMは認識されている。
ただなぜかデータローミングモード。
理由はわからないけど、今のところの結論はプリペイドのSIMのエリア的な制限があるんじゃないだろうか?という感じ。
インドに来るならWiFiルータも用意して2重の体制にした方がいいかも。
とにかく日本人として地図から何から何までネットに依存しまくるのはもうちょっと仕方ないし。

仕方ないからとにかく空港のWi-Fi使おう。
とにかくヤバいと認識したので、空港にいる間にマップ開いて行きたい地域のスクショ撮る。

※ 後で職場の人に聞いたところによると、州を超えたら携帯のキャリアのふつうの通信はできなくなってすべてデータローミングになるそうです。日本は全国どこでも一律なんで国の違いってやつですね。

さて、外に出た。
とにかくなんか喉乾いたからペプシ的なもの買うか。

あそこで買えそうだなーって思ったら知らんこどもが金くれアピール。
あら、出会い頭にぶしつけにギブミーマネーだなんてそんなそんな。

華麗にスルー。

とにかく飲み物を買おう。

「ペプシくださいなー」
ガキ「俺の分も!」

いやお前の分はねえよ。

店員「え?2つ?」

「ひとつでお願いしまーす。」
ガキ「ツー!ツー!」

店員「あいよ。ペプシひとつ。」

うむ。この状況くらいは理解のできる店員でよかった。

さて、ホテルは前日に予約しておいたし、タクシーでとりあえずホテルに行こう。
キャンキャン騒いでるこどもも他の外国人見つけて喜々として向こうに行ったし。

プリペイドタクシーに住所教えていくらって聞いたら330ルピー(660円)。
良心的な値段にひとまず安心。

乗り場に行って列も何もない集団でタクシーの奪い合い
とにかくタクシーの運ちゃんが声上げてる人から選んでく感じ。

こっちに来たタクシーが来た。
またお約束のヒンディー語で話しかけてくるやつな。
わからないっつーの。

「あなた英語話せます?」
運転手「ノーイングリッシュ!ヒンディー!」

ノーイングリッシュ、ノーサンキューでございますっと。 運転手「ヘイヘイ、ウィッチプレイス?」

うるさいと思いながらも住所見せてみた。
わかってない模様。
状況が状況だからこの人に頼むわけにはいかない。
とにかくモバイルが使えない今は英語話せるやつ捕まえないと話にならん。

「そのタクシーに乗らないのか?」と話しかけてきた人がいて、彼は英語が話せないから乗らないと伝えた。
そしたらそのおじさんが住所見て何やらヒンディーで彼に伝えた。

運転手「ハッハッハ!メインバザール!カム!」
英語話せないやつに捕まりながらタクシーに乗せられる。

ちょっと待て。テメーさっきのおっさんから聞いたのどうせメインバザールだけだろうが!細かい住所を聞けや!
なあおっさんからもなんか言ってくれ!

おっさん「ノープロブレム!ヒーイズグッド!グッドドライバー!!」

ブ〜ンッ

あ、終わった。

とまあこんな感じで無事にたどり着けそうにないタクシーに乗ることになった。

「フォンナンバー!」

おーけー。ということホテルの番号を教えた。

「コール!」

なんでやねん!テメーがかけろや。道を説明されてもわかるわけねえだろうが!!

ガチャン。

passenger

なんでここで助手席に知らんやつ乗ってくんねん!!

突然助手席に座る謎のおっさん。英語は話せない模様。

とりあえずホテルの番号教えるから、お前が話せよな!という意味でホテルに電話つながってから、ユー!ユー!とまるでイケメンアイドルでもプロデュースしそうな感じに連呼して電話させました。

ドライバー「ハロー?ハロー?オー、アイキャント!」

インド人が電話に出るときはみんなハローって言ってます。どっちかっていうとアローですけど、たぶんハローです。
ただ、発言的に「ホテル側は英語で話してるの?めんどうだなあ……。」という感じ。
そのままドライバーが電話を渡してたので出る。

古くて安っぽい電話なので通話の品質も酷いものがあると推測される。
まあ仕方ないよね。
なんとかがんばるか!
やるしかない!

ट्रवेल एजेंट बहुत अच्छा, साहब

わかるかッ!ボケッ!!
って実際に口に出してから英語を話せるか聞いたけど、ほとんど話せない。
なんで電話代わったのか理解できないからドライバーに返した。

ドライバー「オーケー」
実質的に何も話せていないので、何もオーケーな訳はないのだが自信満々に電話を切っていた。

不安のせいで外の景色たのしむどころじゃないって思いつつ外を見てみた。
道はゴミの山で、空気はひどい汚染
どのみちたのしめそうにないと気付いたのでどうにでもなれという気分になっていた。

そのうちホテルの多い通りに来た。
ドライバー「ネーム!」
おそらく看板を見てそれっぽいところを探せということだろう。

ゆっくりゆっくり車は進んだ。

見つからなかった

ドライバー「オーケーオーケー」
何がオーケーなのかさっぱり理解できない。

そしたらまた別のホテルの多い通り。

ドライバー「ネーム!」
もう言わなくてもわかってるよと思いつつも言わずにきちんと探した。

そして言わなくてもわかってるだろう。

もちろん見つからなかった

「別の場所じゃないの?」
ドライバー「ノー!ディスイズラスト!」

絶望感漂う。
ので、道行く人に聞いてみた。

おっさん「ああ、あっちだよ」

ふつうに今まで探してたのと全然違う方をさされた。
やっぱりこのドライバーにしなければよかったのは当然思ったことである。

おっさんの説明を受けて別の通りに出た。
ドライバー「ネーム!」 もちろんそんなめんどうなことをもうする気力がないので道行く人にまた聞いた。

おっさん「ああ、この細い道を通るから車では無理だよ。歩いてすぐだから道を教えるよ。」

なんと。それはつまりこのドライバーは自信満々にスタートしておいて、散々探させた挙句に目的地まで私を連れていけないということですか!(キレ気味)

まあとにかくこの会話ができないドライバーともお別れできるということで荷物を持って外に出た。
プリペイドタクシーなので払う必要はない。
おそらく道も知らないのに無理に連れ込んで出発しておいて散々探したからその分多く金くれや的な請求をされるから、その前に立ち去ってしまおう。

外に出たらキャンキャンうしろで人の声が聞こえている気がするけども、そんなもんは無視しよう。

おっさん「あー、君。ドライバーが何か言っているよ?」
「理解できないのでだいじょうぶです。」

と言って立ち去ろうとするものの、おっさんが律儀に対応していた。
おっさん「あー、君。ドライバーいわくたくさん探したからその分100ルピーほしいそうだ。」

はて?どうしたものかと思いドライバーを見た。その当然100ルピーもらう権利があるといったふるまいに、なんとなく怒りがこみ上げてきた。

「先ほど理解できないとい言ったことは、そのドライバーは道を知らないから嫌だと拒否していた私を無理やり乗せておいて、絶対に着くからと言ったのに、道がわからなくなって探したからお金をくれということです。こちらは余計に時間を使ったのに多くお金を払うんですか?理解できませんね。とお伝えください」

律儀におじさんは伝えたらしく、ドライバーは怒り気味に地面を蹴っていた。
調子よく観光客捕まえて困らせておいて多く金を取ろうだなんてむしのいいコトをわれが許すわけがなかろうなのだ。

ということで、細い道をおじさんのあとに歩いた。
汚い。
臭い。

slam

背景がくっきりしてないのは、別に写真のホワイトバランスの問題とかじゃなくて空気が汚いだけである。

「ジャパニーズ!コンニチハ!」
って知らないおっさんの声が聞こえたりするんだけど、そういうのは用を足してるときにではなくて、済ませてからにしてほしい。

5分ちょっとほど歩いた。

おっさん「着いたよ!」

おお、ホテルに着いたのか!どう見ても目の前には旅行代理店があるけど、ホテルに着いたのか!!

っておい!いくらなんでもインドっぽいにもほどがあるだろうが!

道案内しますよ!って言って旅行代理店に連れてきて、道聞くだけだから!聞くだけ!ってなって「政府公認のところだよ!圧倒的な信頼!」って言うんだけど、インドでは政府公認って自称していない旅行代理店を探す方が大変で別に言ってるだけでその証明書なんてあったとしても海外の人からしたらボロボロの紙くず同然のものだからよくわからなくて、話し始めたら何かと人のプランにケチつけてキャンセルさせて別のところに連れていってもうけるわけでしょ?典型的なインドの手口に早速引っかかってるとか気付いてしまった。

そしたらおっさんが言ったよ。

おっさん「ここは政府公認のところだからね!安心だよ!さあ道を聞こう!」

テメー予想通りにもほどがあるだろうが!!

とはいえ、他にアテがないので道だけ聞こう。
奥の席に着いたらPCを使っているのがインド人ぽくなかったので、もしかしてまじめに政府の下にあって海外の人の採用にも積極的に取り組んでるところ!?って気分。
「PC使ってもいいかな?」
って聞いたら、店の人に聞いてって言われたのでおそらく観光客だった。
淡い希望をいだいたのがアホで、この観光客もきっとカモに思われ捕まって親切にネット使わせてもらったからということで大量の詐欺まがいの行為を受け入れてしまうのだろう……。

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ここにはってあるガンディーとあと誰だか忘れちゃったおばちゃんに人を騙しませんと誓ってほしい限りだ。

すこし待ったらその観光客はいなくなって、別の代理店の人が来た。
道を教えてくれって言ったら、焦るな!ちゃんと教えるからって言って懇切丁寧に北インドの観光プランを話しはじめた。デリー、アーグラ、ジャイプールって別にもうそのまま考えてたプランといっしょだからうるせえなコイツ程度にしか思ってなかった。

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これが彼のオススメコース。インド人しか知らない本当の北インド!って言ってたけどぐぐって見つかる日本語の記事と同じである。

そのまま聞いてくるままに、出身の話とかをすこしして、道に困っているだけだからそれ以上のことはいいということを伝えて、ホテルの名前を教えた。

代理店の人「うーん、このホテルのある地域は治安がよくないからやめよう!もう予約してるのかい?だったらキャンセルした方がいいね!ここから近くのいいホテルを紹介しよう」

テメー予想通りにもほどがあるだろうが!!

「(飛行機が遅れたのとタクシーの運ちゃんがアホだったせいで)時間過ぎててもうキャンセルできないからとにかく道だけ教えてくれ。」

「わかった!リキシャを手配しよう!それに乗ってホテルまで行けばいい!リキシャはタダでいいから戻ってきたらまた旅行のプランを考えよう!」
断るべきだろうか。
「オーケー!」

ふつうはオーケーとかいう場面ではない。

ただ、正直ここで話してても何もはじまらないので、まずはホテルへチェックイン!
そして旅行代理店には戻らない!
これが一番かしこいと判断した。

外に出たら例のおっさんが店の前で何人かでたのしそうに座り込んで話していた。
ここでたむろっているってことはやっぱり旅行代理店からコミッション(簡単に言うとお駄賃)をもらってるんだろうから、やはり厄介なやつに捕まってしまったらしい。

おっさん「どうだった?」
「うん、うまくいきそうだよ!本当にありがとう!また来てって言われたし、また会えるな!」
おっさん「おう!待ってるぜ!」

もちろんこの店に全く関係ない人なら待つわけがないのである。

「また来たらお礼するわ!」

また来たりなんてしないからお礼はないけどな( ◠‿◠ )

ということでリキシャに乗り込んだ。

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こういうところに人が犬と住んでるのはよく見る光景。

どうやら途中がマーケットらしく、いろんなものを売っていた。
狭くないけど広くもない道の端に店がたくさんあって、歩行者も多いし、バイクもそれなりに通って、リキシャも通る。
そして空気がめちゃくちゃ悪い。
カオスとしか言いようがない。

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比較的、人がすくなく見える奇跡の一枚。看板はだいたい傾いてる

なんとかまっすぐホテルに向かってくれた。
ようやく着いた。
なぜインドでは目的地にすんなり着かないだろう?
タクシーに乗っても道に聞いてもダメなわけだが、その答えはカンタンでそれはタクシーの運転手も道を尋ねられた人もインド人だからだろう。それ以上に理由が思い浮かばない。
ちなみに、南インドで道を尋ねた場合は、1人に聞いたのに気付いたら7,8人集まっていて、みんな言ってることがチグハグなため、結果プチ論争が起きて、ひとつにまとまった答えがだいたい間違っているといった具合だ。

さて、ドライバーと交渉開始。

「いくらだ?30ルピーあれば十分過ぎる距離だったな。」
運転手「いやいや、これはフリーだって!準備できるまで待ってるし、金のことは気にするな!」
「そうか。俺はもう戻らないと決めていて外で待っていても君のリキシャには乗らないが、それでもタダか?」
運転手「いやいや。なんで戻らないんだよ。」

……中略……

運転手「本当に戻らないの?」
「ああ、30ルピーでいいか?」
運転手「40くれ。」

おーけー。
中略したところは、『あなたがボッタクリ旅行代理店に戻った方がいい5つの理由』とかそんな感じでくどくどと言われたがきちんと断った。
なにはともあれ無事に交渉終了。

11時過ぎに着くはずが気付けば14時近い。
お腹も空いているし早くチェックインを済ませよう。

aman

やっと入れます。

フロントに行っていろいろと手続き。
今日はどこから来て次の目的地はどこでその出発はいつかとか書かないといけないから非常にめんどくさい。
支払いは現金で2,222ルピー(4,444円)ほど。
ゾロ目だ!すごいね!って思うやろ?
フロントのおっさんは電卓弾いて2,202って出たあとに、特に本当に何の理由もなくプラス20してたよ。インドでもゾロ目は人気なんだね!でもホテルとかの支払いでそんなテキトーなことされるのはイラッとするよね!

パスポートのコピーとったあとなのにまだ必要だ!って言われて渡したまま。
すごく不安。

チェックイン終わってから、ネットワーク使わせてくれって言ったら、ボーイが謎の機械でパスワードが印刷された紙を発行してた。どうやら1日か何かでパスワードが変わって部屋ごとかデバイスごとかに発行するしくみなんだろう。 スマホ取り上げられてなんかやってるけどタップミスでずっと失敗してる。
ちょっと貸してくれって言ったら、俺の仕事だと言わんばかりに首を横に振って返さない。
あげく操作ミスって日本語キーボード出て、詰んでる。
いいから貸してくれって言っても、首を横に振って返さない。
何をトチ狂ったのかホームボタン押してもはやどこからWi-Fiの設定できるのかわからない状態。
だから貸してくれって言ったら、返さない。

はい、キレたー。

テメー断ってんじゃねえよ。誰の携帯だと思ってんだよ。設定するっていうから渡してるのにそれができねえなら、返せって言われた瞬間にすぐ返しやがれ(マジギレ)

フロントのおっさんがが驚いたようにこっちに来たので事情を説明した。
「まずはこの携帯用に設定するけど、パスワードだけ教えてくれればそれでいい。PC用にも使うからその分のあたらしいのが必要なら用意してくれ。同じやつでいいならそのパスワードの紙をくれ。」

フロントのおっさんはすんなり事情を把握してくれて、何かをボーイに言っていた。

ボーイは、パスワードが書かれた紙を渡せばそれで事足りるのに、それが自分の仕事かのごとくずっと紙を持っていた。
そしてモバイルがWi-Fiでつながったことを確認すると。
クシャッ!って握りつぶしてた。

「PCのはどうすんだよ?」
ボーイ「オー!ピーシーピーシー!」
って言ってからくしゃくしゃになった紙を広げて、パスワードがもはや見えない状態なのを確認してからあたらしいものを発行していた。

インド人って記憶力に難がありすぎやしません?っていうツッコミはもはや入れはじめたらキリがない。

さて、やっと部屋にたどり着いた。

hotel-inside

こんな感じ。

bath

なぜかシャワールームがガラス張りでラブホ感あふれている。

まあ写真がきれいに見えたところだけあって第一印象はわるくはない。
強いて言うなら、ホテル内の改装中だったらしく、カンカンカンカン工事の音が鳴り響いて耳がちょっと痛かったくらいである。
外は空気がわるくて喉が痛くなるのでそれよりはこっちの方がまだマシ。

とにかくまずはMacをネットにつなげよう
つつがなく設定完了したあとでネットワークが弱すぎてつながらないということに気付く。モバイルもそうだった。ここのネットを使うにはフロント付近にいる必要がある模様。
これでFreeWi-Fiあります!って言うんだからふざけてる。

もういいや。テキトーに外出て歩いたら、まずはAirTel(携帯のキャリア)ショップ見つけて、そのあとどこかで飯食べて、目的地に向かおう。時間もないし。
部屋のカードを抜いて外に出た。

「あ、水忘れた。」

そして部屋のカードをかざした。

無反応

裏表なんてあるわけないけど、ひっくり返してかざした。

無反応

何度も何度もかざした。

無反応

気付く!圧倒的気付き!!

これはもしかして閉めだされたというやつでは?

cards

そもそも303の部屋で307なのがおかしいのだが、いわくフロントで登録するらしいので、これが貼ってあることに意味はないらしい。

フロントに到達したあとに事情を説明。
カードを変えてほしい。

するとフロントのおっさんがこう言った。
フロント「その前に確認したいんだが、昨日も予約してましたよね?」
「ああ、そうだけど。それで日付を間違えたから日程変更したんですよ。それでカードをなんとかしてほしいんですが。」
フロント「いつしました?」
「昨日だよ。Webで日程変更のところからやったからキャンセルが届いているはずだよ。」
フロント「うーん。来てないですね。」
「来てないわけないでしょう。チェックイン予定日をチェンジしてそれで両方ともチェックインになってたらおかしいでしょう。とにかくこちらはカードをなんとかしてもらわないと」

フロント「まあとにかくさっき2,222ルピー支払ってもらったんで、もう2,222ルピー払ってもらえます?2日なら倍なんで。」

電卓で4444という数字を入力してはクリアして、2222という数字を押してはクリアして、また4444ということを繰り返すフロント。

ほう。
なるほどね。
よーく理解した。

「建物中が工事の音が鳴り響いてうるさい。部屋はネットワークが使えない。そしていま部屋から閉めだされている。そんな状況で料金を倍払えと。」

フロント「昨日の分ですよ。キャンセルすればよかったんじゃないですか?」

「キャンセルした。したから今日のチェックインがあるんだろう。(モバイル見せながら)君これ見えるかい? ここからチェックインの日付を変更した。見てください。この方法でやったので確実にキャンセル届いているはずですよね?そちらの一覧を確認してもいいですか?」

フロント「いやいやそれはダメだ!とにかく2,222ルピー払ってくれ!」

「払うかボケエエエエェェェェェエェッ!!!(日本語)」

「ふざけてんのか?払ってほしければその見てる一覧をこっちにも見せろって言ってるだろ。それとそうだな、この予約サービスにも問い合わせてるか。ここのホテルがキャンセルを受け付けてくれていないってな。問題あるか?だいたい全額持ってくってなんだよ。チェックインされなかった場合はキャンセル料として全額って書いてあんのか?半額とか言っておけばまだ交渉の余地もあったのかもしれないけど、ここのホテルのサービスでいきなり倍だああ?ふざけんな。まあもし今さら昨日の分の半額でとか言われても1ルピーも払わねえけどな!!

フロント「オー。ソーリー。バット、ウィーアーフレンド!ピースフリー!オーケー!ユーキャンセルド!(リスト見ながら)アイコンファームド!」

名前あるんじゃねえか……。

フロント「オーケー!ナイストリップ!」

「そうじゃねえよ。鍵」

フロント「ソーリーソーリー!」

インド人って記憶力に難がありすぎやしません?っていうツッコミはもはや入れはじめたらキリがない。

こうして一度部屋に戻ってからデリー観光がはじまるのであった。

front

左がWi-Fiの人で、右が倍プッシュの人。

というかもう早速こんなにも疲れるなんて思わなかった。
というか書いてあった文章を確認で読むだけで彼らを思い出して嫌な気分がして更新する気が出ないという問題が……。

デリーを探索した話は次回!

タイトルはデリーにぴったりかなと思い。
ちなみに、犯罪の首都デリーでは、私の行く1週間ほど前に、『宗教的儀式の途中で2歳半の少女と5歳の少女が複数の男性に連れ去られて何度もレイプされる』という想像しただけで気分がわるくなる事件があったらしいです。
南インドの人に聞くと「デリーではレイプは日常的だからね。女性に絶対に行ってほしくないエリアだね。」と言っていたので、やはり犯罪の首都に相応しいのかなと。